蜂の子の健康効果

蜂の子が貧血を予防・改善するメカニズム

蜂の子に含まれている成分によって貧血が改善する

鉄分

昔から最高級の滋養強壮食品として親しまれている蜂の子には、貧血の予防や改善に役立つ多くの栄養成分が含まれています。
中でも、特に貧血予防にかかせない成分である鉄分が、蜂の子100gあたりに約1.29mg程度含まれています。

鉄分を摂取すると、主に十二指腸で吸収された後に骨髄へと運ばれ、血液を構成する細胞成分の一種であるヘモグロビン(赤血球の中の血色素)の原料となります。
体内にある鉄の約70%は、このようなヘモグロビンとして存在し、残りの約30%は骨髄や肝臓などに貯蔵鉄として蓄えられます。

貧血を防ぐためには、蜂の子といった食品やサプリメントから鉄分を摂取することが大切ですが、鉄分の吸収率は低く、実際に摂取した鉄分の約10%程度しか体内に吸収されません。
このため、一日に必要な鉄分量は男性の場合は約10mg、女性の場合は約12mgです。しかし、女性の場合、月経や妊娠などによる鉄の損失が増加している状態の時は、さらに鉄分が必要となります。
妊娠前期は鉄分を約15mg、妊娠後期は20mgは摂取したほうが良いといわれています。

鉄分は吸収率があまり良くありませんが、蜂の子には鉄分の吸収率を高める成分が一緒に含まれています。

亜鉛

血液を増やして貧血を防ぐためには、鉄分だけでなく亜鉛も必要です。
蜂の子には、亜鉛が100mgあたりに約1.60mg程度含まれています。
蜂の子などから亜鉛を摂取することにより、血液細胞の細胞分裂が正常に行われるようになり、赤血球を十分に産生してその機能を維持することができるのです。

このように、亜鉛も貧血の予防や改善には欠かせない成分ですが、亜鉛を過剰に摂取してしまうと、ミネラル全体のバランスが崩れてしまい、鉄分の吸収率が低下して貧血に繋がってしまいます。
したがって、蜂の子などから亜鉛を摂取する時は、過剰摂取にならないように注意することが必要です。
一日の亜鉛の摂取目安量は、成人男性の場合は約12mg、女性の場合は約9mgです。

ヘモグロビンの原料となる鉄を正常に運ぶためには、銅もしっかり摂取することが重要です。
鉄を十分に摂取していたとしても、銅が不足していると上手く血液をつくることができず貧血になってしまうのです。

蜂の子100mgあたりには、銅が約4mg含まれています。銅の一日の摂取推奨量は、18~69歳の男性で約0.9mg、70歳以上の男性で約0.8mg、18歳以上の女性の場合は約0.7mgです。
銅の摂取上限は、18歳以上の男女とも約10mgです。また、銅は毒性が低いため、過剰摂取による悪影響は一部の疾患を除いてほとんど報告されていません。

タンパク質

タンパク質もヘモグロビンの原料となるため、貧血の予防や改善には欠かせない栄養素です。また、タンパク質は、鉄分の吸収率を高めます。

蜂の子は、古来より貴重なタンパク源として食されていたほど、タンパク質を多く含んでいます。その含有量は、蜂の子100mgあたりに約9.40mgです。
タンパク質は、一度に沢山摂取しても体内に貯めておくことはできません。そのため、普段の食事から、しっかり摂取することが大切です。

ビタミンC

ビタミンCも、鉄分の吸収率を高める効果に期待できる成分です。
食べ物などから摂取した鉄は、主に十二指腸から吸収されるため、腸液の関係で弱アルカリ性になります。
すると、体に吸収しづらくなってしまうのですが、ビタミンCを摂取することで鉄分を吸収しやすい状態へ変えることができるのです。

また、ビタミンCは、ヘモグロビンを作り造血させる作用もある成分です。
蜂の子には、そんなビタミンCが100gあたりに約3.80mgも含まれています。

まとめ

蜂の子には、貧血の予防に役立つ栄養成分が一つだけでなく、様々な成分がバランス良く含まれています。
鉄分のみでは吸収率があまり高くはありませんが、蜂の子には鉄分の吸収率を高める成分も一緒に含まれているため、蜂の子を体内に取り入れることで効率よく貧血の予防をすることができるのです。

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